24年ぶりに犬を飼い始めました。
「また犬と暮らす」と決めてから家を買い、引っ越しをし、環境も気持ちも準備万端整えてやっとです。
でも、いざ子犬を探そうとなった時、もう1度
と自分に問いかけました。
犬と暮らすことがどれだけ楽しくて幸せなのかはもちろん、大変なことや悲しいことももれなくついてくることは、以前17年間犬と暮らした経験からよく分かっていたからです。
そう、犬を飼うのは覚悟がいるんです!
コロナ渦の自粛生活の中、ペット需要が増えているというニュースを見ました。
ペットがいたら楽しいし、心を癒してくれる・・・
でも、見た目の可愛らしさだけで衝動的に飼ってしまうと、人もペットも不幸になりかねません。
あとから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないために
そして
人間の身勝手で不幸になる動物を増やさないために
「犬を飼うとこんな大変なこともあるよ」
ということをお伝えしたくて、この記事を書きました。
犬を飼うと大変なこと 1. 結構お金がかかる
犬を飼うと結構お金がかかります。わが家の場合、最初の年にはだいたいこのくらいかかりました。(税率8%時)
生体費用 | ¥320,000 |
---|---|
犬登録費 | ¥3,000 |
混合ワクチン | 2回 ¥10,800 |
狂犬病予防 | ¥3,050 |
薬(ノミ・ダニ駆除、フィラリア予防) | ¥23,103 |
避妊手術 | ¥46,764 |
犬用品(キャリー・消臭剤・給水機・ブラシ他) | ¥15,000位 |
トリミング代 | 1回¥6,500位×10回 |
他にもペットフードとトイレシート代はつねにかかりますし、病気やけがをすれば治療費が、保険に加入すればその費用がさらにかかります。
最初の年は特に出費が多くなるので、前もって準備が必要です。
犬を飼うと大変なこと 2. 鳴き声がうるさい
家に迎えてしばらくは夜鳴きする子もいます。
子犬にとっては新しい環境に慣れていないので不安や寂しさがあるのは当然なんですが、ずっと鳴き続けて困り果てる飼い主さんも多いようです。
集合住宅では犬好きな人ばかりではないので、苦情が出ることも考えられます。
住んでいる物件はペット飼育可能ですか?
夜鳴きがひどくて数日寝不足になっても耐えられますか?
犬を飼うと大変なこと 3. 家の中を汚されたりボロボロにされる
子犬の時はとにかく初めて見るものばかりで好奇心いっぱい!
噛めるものはなんでも噛んだり振り回したりするので、家具やカーテンをボロボロにされてしまう可能性があります。
それにトイレを覚えるまでは色んなところでそそうをしてしまうので、ちゃんと掃除をしないと汚れるし臭くなります。
私も犬を飼うために買ったマンションとはいえ、やっと手に入れた自分の城なのでやっぱり家も大事。
汚くなるのもボロボロになるのも出来る限り防ぎたい!!
そう思って色々対策を考えました。
最初は床に敷くラグや子犬のベッドは汚されてもいい安い物にしたり、古いタオルを沢山用意してこまめに掃除洗濯。
ゆめちゃんはとにかく「噛む子」だったので、サークルから出した時は目を離さず、かじっちゃいけない場所はしつけスプレーを使って何度も教えたら、思ったほど汚されたり家具を傷つけられることもありませんでした。
それでもまったく無傷というわけにはいきませんし、犬の性格によっては本当にボロボロにされちゃったという話もよく聞きます。
犬を飼うと大変なこと 4. 思い通りにいかないしつけ
トイレトレーニングに甘噛み、無駄吠えを止めさせるなど、犬と一緒に生活するにはしつけが肝心。
本やネットでしつけの仕方を勉強して大丈夫と思っていても、犬もそれぞれ性格が違うので、なかなかマニュアル通りにはいきません。
私も犬を飼うのは初めてじゃないし、しつけはちゃんと出来る自信があったんですが、いざ育ててみると全然思った通りにいかなくて「どうしよう…」と途方に暮れたことが何度もありました。(まだ継続中の悩みも色々・・・)
それも犬を飼う楽しみの1つと思えればいいですが、
特に初めて犬を飼う時は夢や理想が大きい分、犬に求めるものが大きくなってしまったり、逆に飼い主さんが自分を責めてしまう場合も。
しつけは大事ですが、まだ生まれて数か月の子犬のうちから完璧を求めてしまうと犬も飼い主も辛くなってしまいます。
犬を飼うと大変なこと 5. 毎日散歩に行く必要がある
わんこの楽しみはごはんと散歩。
あまり散歩が好きじゃないわんこもいますが、運動不足解消やストレス発散のためにも、ほぼ毎日散歩に行かなければなりません。
海外では犬の散歩をしないと罰金を取られる国もあるくらいです。
私は雨の日以外は毎日散歩するようにしていますが、仕事で疲れて帰って来た時など、正直「今日は行きたくないな~」と思うこともあります。
でも1日ずっと待っていて、「散歩行く?」と言ったとたん大はしゃぎする姿を見ると、やっぱり行ってあげなくちゃと思います。
疲れている時も忙しい時も、毎日散歩に行ってあげられますか?
犬を飼うと大変なこと 6. 旅行に行きにくくなる
私は「無類の旅好き」なので、旅行に行く時に犬をどうするかは悩むところでした。
今は私がいない時は母がみてくれるので問題ないですが、年に1度は母と旅行に行くのでその時はどこへ預けるか、そして将来的に私一人になった時はどうするのか・・・
もちろんペットホテルも利用できますが、犬にとってはストレスになるので、あまり長い期間は預けられません。
そんな時、最近会っていなかった従姉から突然
という連絡がきたんです!
これはもう、私のためにペットシッターになってくれたんじゃないかっていうくらいのグッドタイミングでした
従姉の家で預かってもらえれば自由に歩き回れるし、ご家族みんな動物好きで可愛がってもらえるので安心。
私は身内にそういう人がいたのでラッキーでした!
旅行好きな方やよく家を空ける仕事の方は、飼う前に身内や友人で預かってくれる人を探すか、近所のペットホテルやペットシッターさんを調べて預け先を見つけておく必要があります。
犬を飼うと大変なこと 7. 病気やケガの介護

犬も病気になったりけがをしたりします。
先日動物病院に行った時、歩けなくなっておしめをした大型犬を抱えている飼い主さんを見かけましたが、重くてなかなか持ち上がらず大変そうでした。
最近は犬の痴ほうも増えていて、夜中に徘徊したり鳴き続けることもあります。
可愛くて元気な時だけじゃなく、具合が悪くなった時も愛情を持って共に暮らせるのか、介護が出来るのかを考えておくのはとても大事です。
犬を飼うと大変なこと 8. 必ず別れの時がくる
命あるもの必ず別れの時がやってきます。
私が犬を飼う覚悟で一番必要だったのは、また最期を看取る辛さを克服できるかということでした。
一緒に過ごした時間が幸であればあるほど、別れの悲しみは本当に大きいです。
私は実際にペットロスを経験し、また犬を飼おうと思えるようになるまで長い長い時間がかかりました。
「こんなに辛い想いをするくらいなら、もう犬を飼うのはやめよう」
と思っていたからです。
でも、犬は今を生きている。
過去を振り返って落ち込んだり、まだ起きてもいない将来を想像して悲しんだりしません。
私も犬を見習って、今一緒にいるこの時を大切に、幸せで楽しい日々を重ねていこうと覚悟を決めました!
それでも犬を飼いますか?
長く犬を飼っていた経験があっても、新しいわんこを迎えて育ててみると、やっぱり大変だなと感じたり、思い通りにいかないことがたくさんあります。
私にとって犬と暮らすことは本当に楽しくて幸せですが、だからといって誰にでも犬を飼うことをおすすめすることは出来ません。
犬を飼う前に自問自答してみて、もし1つでも「無理」と思ったら、一度立ち止まって犬を飼うことを考え直してみてください。
犬を飼い始めたら10~15年、一緒に過ごす家族になるんです。
飼ってから「やっぱやーめた」は絶対にダメです
よく考えて、それでも「大丈夫!」だったら、これから始まる犬充ライフを目いっぱい楽しみましょう!!

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