子犬を迎える

ペットロスを乗り越えて、24年ぶりに犬との暮らし始めました!

2018年11月1日、やっと念願叶って新しい家族、マルプーの「ゆめ」を我が家に迎えました!!

小学生の頃から17年間一緒に過ごしたトイプードルの「チャコ」が虹の橋へと旅立ってから24年。

「え!もうそんなにたったっけ?!」

と自分でも信じられないほど、長い長い年月が流れていました。

チャコが逝ってしまってからしばらくは、いわゆる“ペットロス”状態におちいり、思い出しては涙する日々…

「こんなに辛い思いをするくらいなら、もう犬を飼うのはやめよう」

そう思っていた私ですが、また犬と暮らす覚悟を決めました!

それは楽しいことも辛いことも全部ひっくるめて共にくらし、最期を看取るまで責任を持つ覚悟。

マキ
マキ
私がそう決断するにいたるまでを、自己紹介を兼ねてまずはじめにお話させてください

 

トイプードルのチャコのこと

両親共に犬好きだったので、私は物心つく前から犬と一緒にくらしていました。

中でも、一番長く一緒に過ごしたのはトイプードルのチャコ。

父の知り合いの獣医さんが飼っていた白いトイプードルのこどもで、我が家にやってきた時は大人の足の甲にちょこんとのるくらいの大きさでした。

「こんなに可愛い犬と家族になれるんだ😍」と本当に嬉しかったのを覚えています。

白いプードルチャコはとても人懐っこくて愛嬌のある「犬らしい犬」でした。

でも、お留守番が大嫌いで、数時間出かけて家に帰るとトイレ以外の場所にうんちがコロンとしてあったりして、よく母にこっぴどく怒られていました。

階段を上りきったところにしてあって、踏んずけちゃったこともあったな~(^^;

チャコの出産

トイプードルの子犬4匹

チャコは1度出産をし、オス2匹、メス2匹の計4匹もかわいい子犬を産みました。(チャコのお相手は日本チャンピオンのイケメン君だったそう♪)

ある日、椅子の上に立っていたチャコのしっぽの下に黒っぽいかたまりが出ていたので、

「チャコがこんなとこでうんちしてるー!!」

と言ってティッシュを持ってこようとしたら、母が

「違うわよ、こどもよこども!!」

と大慌てで洗面所のハウスに入れ扉を閉めました。

「え?うそっ!!あれがこども?!」

危うく子犬をティッシュで拭いてしまうところだった(;’∀’)

するとしばらくしてチャコの

「キャイ~~ン!」

という泣き声が聞こえたのでこっそり覗いてみると、チャコは一心不乱に子犬の体を舐めていました。

誰が教えるわけでもないのに立派に子育てをしている姿を見て、野生の魂って凄いなと子供心に感動しました。

トイプードルの子犬4匹

チャコと子犬4匹、計5匹の犬と過ごした数か月間は、今思い返しても私の人生の中で「最高に幸せ!」と思えた時間です。

チャコの晩年

舌を出した白いトイプードルチャコはたまに中耳炎になったりしましたが、比較的健康な犬だったと思います。

でも、10歳を過ぎてから子宮蓄膿症になって手術をしたり、てんかんの発作を起こすようになりました。

突然バタンと倒れ、口から泡をふいて全身けいれんを起こした時は、何が起こったのか分からず、このまま死んでしまうのではないかと不安でたまりませんでした。

病院に連れて行くと、頻繁でなければ治療は必要なく、てんかん発作を起こしても死に直結するわけではないと聞き少し安心しました。

それから数か月に1度位の頻度でてんかんの発作を起こすようになりましたが、たとえ2~3分でも意識を失くして苦しそうにしている姿を見るのは辛かったです。

晩年は白内障で目もあまり見えなくなり、1日のほとんどを寝て過ごすようになりました。

動物っていうのはこうして老いていくんだなというのを目の当たりにしながら、それでも1分1秒でも長く一緒にいたいと願いながら過ごしていました。

チャコとの別れ、父との別れ

1994年5月1日。

F1レーサーのアイルトン・セナ急死のニュースで世界中が衝撃を受けた日。

チャコは私と母が見守る中、こたつ布団の上で横になったまま、最後に「フー」っと1つ大きく息をして天国へ旅立ちました。

亡くなる日の朝まで自分で歩いてトイレに行っていたので、介護の手間も全然かからない飼い主孝行な犬でした。

ずっと覚悟はしていたものの、いつもいるはずの存在がいなくなる辛さ、悲しさは私の想像をはるかに超えていました。

この世での役目を終えて魂のふるさとに帰ったのだから、悲しみに暮れて引き止めちゃいけない・・・

そう自分に言い聞かせても、あの時はああだった、こうだったと色んなことを思い出しては涙が止まらなくなる日々。

いないのについ「チャコ」と呼んでしまったり、私の部屋の扉を「開けて」と爪でひっかく音が聞こえたような気がしてあわてて扉を開けてみたり・・・

そのたびに「ああ、もういないんだ」と喪失感に打ちのめされました。

白いトイプードル

その数年後、バブル崩壊の影響もあり父が経営破綻した上に肺がんになり、借金返済と手術費用のため自宅を売却。(なんと、父はがん告知される直前にがん保険を解約していました💦

父は1度は手術が成功し、仕事復帰も果たしましたが、がんが脳に転移しほどなく他界。

すごく仲が良いというわけではなかったけど、親を亡くすというのは自分の体の一部をもぎ取られるように辛いことだと知りました。

急に「世帯主」になってしまい、とにかく母と生活していかなくちゃならないので仕事に打ち込もうと思っていた矢先、店長として勤めていた輸入雑貨店の社長から突然会社都合の解雇を言い渡され呆然。

なんだこの畳み掛けるような不運は・・・

と思ったりしましたが、いつまでも落ち込んでいるわけにもいかず、

務める場所がないなら自分でやってしまえ!

と自営で仕事を始めることにしたのでした。

「こうも試練が続くか」って感じの数年間でしたが、日々忙しく過ごしている間にチャコを想い出して泣く日はなくなりました。

 

また犬とくらしたい!

気がつけば40代・・・

幸い仕事は軌道に乗り、趣味にも打ち込んだりしながら充実した毎日を過ごせるようになりました。(今思えばあの時解雇されて良かった)

そしてある日、ふと思ってしまったんです。

マキ
マキ
私、生きてる間にあと何匹犬飼えるんだろう?

小型犬の寿命が15~20年として、

最近は高齢者には次の引き取り手がいないと売ってくれないっていうし・・・ってことは多頭飼いをしないとしたらあと2匹くらい?

マジか(;゚Д゚)

 

正直、またあの辛い思いをするのかと想像するだけで躊躇してしまう自分もいました。

でも、迷っていた時、母がこんなことを言ったんです。

母
うちで飼わなかったらどこか他の家で飼われて、それでも寿命は来るのよ。それならうちで飼ってその間幸せな方がいいじゃない!

確かにその通りだ。

チャコと過ごした時間は私にどれだけの幸せや喜びをあたえてくれただろう。

そしてチャコも、楽しい時間をいっぱい過ごして、最期は家で母と私に看取られて天国に行けたのはきっと幸せだったと思う。

別れがどんなに辛く悲しくても、一緒に過ごした幸せな時間が帳消しになるわけじゃない。

楽しかった想い出はずっとずっと胸の中に鮮明に残ってる!!

そして決めました。

もうマイナスの方ばかりにフォーカスを当てるのは止めようと。

犬は過去を振り返って後悔したり、遠い未来を想像して悲しんだりしない。

今を全力で生きている犬を見習って、私もまた犬とのくらしを全力で楽しもう!

そして責任を持って最期まで一緒にいよう!

マキ
マキ
人生も折り返しという年齢になって
「本当に自分が幸せだと思える人生って?」
と考えた時に、私にとって犬とのくらしは絶対にはずせないものでした。

もうこうしちゃいられない!!

 

やっぱりまた犬とくらしたい!ロスってる場合か!!

 

犬飼いたくて家買っちゃった!アラフィフおひとりさまの一大決心

その時私は母とペット不可の賃貸住宅に住んでいたので

「とにかく犬の飼える家に引っ越さなくちゃ!!」

ということで家探しが始まりました。

でも、私が探す地域ではペット可の賃貸は

いくら汚しても構わないくらい古い

か、逆に

新しいけど家賃が高い

かのどっちか。

どっちも嫌だ( ;∀;)

私は自分の体でも「この世で生きている間お借りしているもの」と思っていて、住まいに関しても特に持ち家へのこだわりもなく「一生賃貸でいいか~」くらいな感じで生きてきました。

ただ、家を探しているうちに「ずっと家賃を払い続けるのはもったいないな~」とも思い始め、毎月支払う額が同じ位なら買って自分の資産にしてしまった方が、将来的に売ったり貸したりもできていいんじゃないかという気持ちも芽生えてきました。

じゃあ買っちゃう?ってそもそも私買えるのかな?

「40代おひとりさま自営業」って一番住宅ローンの審査通りにくいんじゃないの?

と思ったら・・・

 

あれ、通っちゃった(*’ω’*)

 

中古マンションを見学に行って、不動産会社の人に「一応審査通しておけば、買いたい物件が出てきた時にスムーズですので」と言われて試しに出してみたらあっけなく。

最近女性のマンション購入は増えているので、以前よりかなりハードルが下がっているみたい。

そこから本格的に「犬と暮らせる家探し」が始まり、3年後にようやくマンション購入&引っ越しが完了!!

やっと、やっと、犬が飼える環境を手に入れることができました。

「犬を飼う」と決めたことで、人生がグワーーーっと動き出したんです!

 

「ゆめのくらし」始めました!

マルプーとミニーちゃん

そして、ようやくめぐり会えたマルプーゆめちゃんとの生活が始まって2年。

決心して良かったなーと日々実感しています。

ゆめちゃんと暮らす毎日が、当たり前ではなく特別な時間だと感謝できるのはチャコのお蔭です。

最近は

「ゆめちゃんがこの世にいる間、神様から預かっているんだ」

と思うようになりました。

ゆめちゃんと過ごすことで私にも色んな学びがあり、成長させてもらっています。

飼い主として、家族として、一緒にくらすパートナーとして、幸せな時間をたくさんたくさん重ねていきたいと思います。

長くなっちゃいましたが(もし、ここまで全部読んでくださった方がいたら大感謝🙏)、

こんな飼い主マキが、これからブログでゆめちゃんの日常や、しつけで悩んだり困ったりしたこと、あれこれ調べたり試したりして選んだ愛用品などのわんこ情報をお届けしたいと思います!

マキ&ゆめ
マキ&ゆめ
ゆめちゃん共々、どうぞよろしくお願いいたします! 

 

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